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「2007 Office Fluent リボンをカスタマイズする (開発者向け) (パート 2/3)」
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa338199.aspx
ここではリボンXMLで使われる要素や属性を紹介していきます。
XMLの細かい説明については割愛しますが、ここで使用する用語について簡単に説明をしておきます。
XML文書の最も基本となる情報単位で、開始タグと終了タグで囲まれた部分を「要素」と呼びます。下記の例では「customUI」と「ribbon」が要素になります。通常は「customUI」のように開始タグ(<要素名>)と終了タグ(</要素名>)で囲む必要がありますが、要素に内容が無い場合には、「ribbon」のように「<要素名 />」と記述することもできます。
また、下記例のように「customUI」要素の中に「ribbon」要素が含まれているとき、customUIを「親要素」、ribbonを「子要素」と呼びます。
さらに、要素に対して付加的な情報を付け加えるために使用される「属性」があります。下記の例では「xmlns」と「startFromScratch」が属性にあたり、開始タグの中に「属性名="属性値"」という形で記述することによって、要素に付加的な情報を追加することができます。
<customUI xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/2006/01/customui">
<ribbon startFromScratch="true" />
</customUI>
説明: 水平および垂直方向にコントロールをまとめるのに役立つボックス コントロール。
属性 | 値 | 説明 | コールバック関数のVBAシグネチャ | Officeバージョン |
---|---|---|---|---|
id | 文字列長は 1024 文字以内に制限される。 | カスタム UI 要素の ID。ID は一意でなくてはならない。 | 2007 , 2010 | |
idQ | 文字列長は 1024 文字以内に制限される。 | 正規の (qualified) コントロール ID。正規の ID によって、異なるアドインが同じカスタム グループ、タブ、およびメニューを変更することができる。 | 2007 , 2010 | |
visible | true, false, 1, 0 | コントロールが表示されるかどうか。 | 2007 , 2010 | |
getVisible | コールバック。コールバックは状態の表示、プロパティの更新、またはアクションの実行に使用される。 | コントロールが表示されている場合に True を返すコールバック。 | Sub GetVisible(control As IRibbonControl, ByRef returnedVal) | 2007 , 2010 |
insertAfterMso | 文字列長は 1024 文字以内に制限される。 | 後に挿入するビルトイン コントロールの ID。 InsertBeforeMso、InsertAfterQ、InsertBeforeQ とは相互排他的関係。 |
2007 , 2010 | |
insertBeforeMso | 文字列長は 1024 文字以内に制限される。 | 前に挿入するビルトイン コントロールの ID。 InsertAfterMso、InsertAfterQ、InsertBeforeQ とは相互排他的関係。 |
2007 , 2010 | |
insertAfterQ | 文字列長は 1024 文字以内に制限される。 | 後に挿入するコントロールの ID。 InsertAfterMso、InsertBeforeMso、InsertBeforeQ とは相互排他的関係。 |
2007 , 2010 | |
insertBeforeQ | 文字列長は 1024 文字以内に制限される。 | 前に挿入するコントロールの ID。 InsertAfterMso、InsertBeforeMso、InsertAfterQ とは相互排他的関係。 |
2007 , 2010 | |
boxStyle | horizontal, vertical | ボックス内のコントロールのフロー。 | 2007 , 2010 |
説明: リボンXMLのルート要素です。
属性 | 型 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
xmlns | String | http://schemas.microsoft.com/office/2006/01/customui に設定する必要があります。 | |
onLoad | コールバック | リボンの読み込み時に実行するコールバックを指定できます。 | Sub onLoad(ribbon as IRibbonUI) |
loadImage | コールバック | リボンで使用するすべてのイメージを読み込むことができるコールバックを指定できます。 | Sub loadImage(imageID as String, ByRef returnedVal) |
説明: グローバルに再利用されるコマンドを格納します。
説明: 再利用されているコマンドを表します。
説明: リボンUIを表します。
属性 | 値 | 説明 |
---|---|---|
startFromScratch | true , false , 1, 0 | true に設定すると組み込みタブが非表示になります。 |
説明: 特定の種類のオブジェクト(図ツール等)が選択されたときに表示されるタブです。
説明: タブ要素のコレクションを表します。
説明: クイックアクセスツールバーです。startFromScratch属性がtrueの場合のみ有効になります。
説明: ドキュメント間で共有される要素です。通常はdocumentControls要素を使用し、sharedControlsは使用しません。
説明: ドキュメント固有の要素です。
説明: Officeボタンをクリックしたときに表示されるメニューを表します。
説明: タブ要素を格納します。
説明: リボン上のタブを表します。
説明: リボン上のタブ内のグループを表します。
以下随時情報追加予定。