今回はリボンを従来のツールバーのようにカスタマイズすることのできるツール「ToolbarToggle」を紹介します。
ToolbarToggleはToolbarToggle LLCが公開している有償のツールで、Office 2007と2010(Word,Excel,PowerPoint)に対応しています。
ToolbarToggleはリボンのカスタマイズツールというよりはクラシックスタイルメニューのような位置づけで、インストールすると下図のように従来のツールバーのようなインターフェースが再現されます。
特徴的なのがツールバーで、従来のOffice製品のようにフローティングが可能です。
独自のツールバーも作成でき、従来のOffice製品と同じような操作方法でカスタマイズすることが可能です。
「リボンを最小化・非表示にする」にあるような方法でリボンを最小化してToolbarToggleだけを表示すれば、下図のようにOffice 2003にそっくりなインターフェースで作業することもできます。
ToolbarToggleには価格の異なるLiteエディションもあり、主な違いは下記の通りです。
ToolbarToggle | Lite | |
---|---|---|
All Original Menus | ○ | ○ |
Standard Toolbar | ○ | ○ |
Formating Toolbar | ○ | ○ |
Multiple Languages | × | ○ |
Part of Ribbon | × | ○ |
Float / Dock Pane | ○ | × |
Float / Dock Toolbars & Menus | ○ | × |
Customize Existing Toolbars and Menus | ○ | × |
Create New Toolbars and Menus | ○ | × |
Save Multiple Configurations | ○ | × |
Pricing (Single User License) | US $19.95 ea. | US $12.95 ea. |
Pricing (2 to 9 computers) | US $18.95 ea. | US $11.95 ea. |
Pricing (10 to 24 computers) | US $17.95 ea. | US $10.95 ea. |
Pricing (25 to 49 computers) | US $16.95 ea. | US $9.95 ea. |
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実際に使用した感想としては、動作がやや重く感じられましたが使用には耐えられるレベルでした。
問題なのは言語で、メニュー等日本語になっていない部分もあるため、日本語環境では使いづらいかもしれません。
しかし、Office2007以降の製品でフローティングツールバーが利用できる点は魅力的だと思いますので、興味がある方は是非お試しください(上記の通り有償のツールですが、5日分は無料で試用できます)。